6月と言えば、みなさんは何をイメージしますか? 雨、梅雨、アジサイ、傘、虹など色々あると思いますが、6月4日は「虫歯予防の日」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
子供の頃、6月になると学校の朝礼などで「歯のみがき方」や「むし歯予防の話」があったりして、なんとなく記憶に残っている方もいらっしゃるでしょう。6月4日が「虫歯の日」に決められたのは1928年で、実はかなりの歴史があります。なぜこの日が「虫歯の日」になったのかと言うと、お察しの通り“6(む)月4(し)日”の語呂合わせからで、日本歯科医師会が決めたそうです。6月4日「虫歯の日」は現在、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が主催し、歯だけではなく口の中全体の健康が大切ということで、2013年に「歯と口の健康週間」という名称に変わりました。「ムシ」の語呂合わせとはだいぶ遠くはなりましたが、歯の健康を意識する大切な日に変わりはありません。
ところで、みなさんは「ムシ」と聞いて連想するのはむし歯だけではありませんよね? 調べてみたら6月4日には様々な記念日があるようです。例えば、日糧製パンが「蒸しパンの日」、ミツカンが「蒸料理の日」、「カブトムシ王国」を宣言している福島県の田村市常葉振興公社が「ムシの日」、日本昆虫クラブが「虫の日」に制定しているそうです。また、少しひねりが効いたところでは、長野県の伊那商工会議所が制定した「ローメンの日」というのを発見しました。ローメンというのは「ムシた」固めの中華麺と、羊の肉と野菜を煮込んだ伊那市の名物料理だそうです。焼きそばのようなラーメンのような、おもしろい一品だそうですよ。
今回はいろいろなムシの日をご紹介しましたが、みなさんはどの「ムシ」が気になったでしょうか?
理事長 山本成允