新緑が輝く5月、外に出るのが楽しい季節になりました。
さて、ゴールデンウィークは皆さんどのように過ごされますか。今年は暦通りの休みなら「3日・3日・2日」の飛び石連休で、中には10連休の企業もあるそうです。カレンダーの「休日」や「祝日」は、どなたでも必ずチェックしているのではないでしょうか。
ところで、今年から新しい祝日が一つ増えるのはご存知ですか。今年のカレンダーや手帳を見て、目に留めた方も多いと思いますが、今年から8月11日は「山の日」の祝日になります。この「山の日」は7月の「海の日」と同じように自然に親しむための祝日になります。8月はお盆や夏休みの印象が強いのであまり意識されませんが、実はこれまで祝日は1日もありませんでした。当初「山の日」は各地で山開きが行われる「6月」にする案もありましたが、お盆の近くにすることで故郷の山や自然に触れられる機会も増えるのではないかの理由から8月になったのだそうです。
日本にはこの「山の日」を含めると祝日が年間16日間になり、他の国から見ると“かなり多い”ことをご存じでしたか。例えば、フランスでは11日間、アメリカは10日間、ドイツは9日間など、10日前後の国々が大半です。そう考えると日本人はたくさん休んでいるように感じますが、そもそも日本人は働き過ぎで余暇の時間が少ないと言われています。その理由は、有給休暇を積極的に取らないことや、祝日で休んだ分の仕事を残業でこなしていることなどが挙げられ、休みの多さを素直に喜んだり、祝日の意味や記念日に思いを馳せるというのも簡単ではないかもしれません。
普段の仕事や生活を一生懸命に取り組むためにも、休日や祝日はしっかり休んで心身をリフレッシュさせたいものです。
理事長 山本成允