今年の冬は、冬とは思えないほど暖かい日が続いたと思えば、寒波が襲来して寒さに凍えたりと気の抜けない天気でした。体調を崩しやすい気候でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?待ちに待った桜の季節がやってきます!盛大に咲き誇る美しさは言うまでもありませんが、パッと散りゆく儚さも諸行無常を感じさせ、古来より日本人は桜をとても愛してきました。そんな桜の気になる開花予想は、2016年は東京と京都の開花は3月下旬、見頃(満開)は4月初旬になるのではないかと言われています。昨年末から年明けまで平年より気温が高い日が続いたため、花芽の休眠状態に影響があり、平年よりやや遅めの開花になるようですよ。ソメイヨシノの開花から満開(80%以上が咲いた状態)までの日数は、九州~東海・関東地方では約7日、北陸・東北地方では約5日、北海道地方では約4日と言われており、北上するほど日数が短くなります。また、花が咲いた後に気温が下がる「花冷え」が起こると花は長く持ち、咲いた後に雨が降ってしまうと早く散ります。だいたい満開から一週間程度で花が散ってしまうので、お花見の時期を逃さないようにして下さい。ちなみに、日本には各地域に桜の名所が数多ありますが、2015年度に旅行会社が行った人気スポットアンケートでは、青森県の弘前公園、秋田県の角館の桜、福島県の三春の滝桜、神奈川県の鎌倉、静岡県の大井川鉄道、石川県の兼六園、岐阜県の根尾谷の淡墨桜、長野県の高遠城址公園、京都府の嵐山、奈良県の吉野山などが上位にあがっています。お住まいの地域の桜を逃してしまったらちょっと足を延ばして桜観光にお出かけするのも良いですよね。「花より団子」又は「花も団子も!」という方もいらっしゃるかと思いますが、お花見はマナーを守って楽しみましょう。今月も健康に気をつけてお過ごし下さい。
理事長 山本成允