月日の経つのは早いもので、2015年もあっという間に年の瀬を迎えました。年度末でお忙しい日々が続いているかと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。思えば今年も様々なことがありました。罪の無い人々が巻き込まれた事件や事故、自然災害による数々の被害…。心の痛むことも少なくありませんが、一方で嬉しい出来事も多々ありました。スポーツ界では日本人の活躍が目立ち、筆頭にあげられるのはテニスの錦織圭選手で、全仏オープンで日本人としては82年ぶりとなるベスト8入りの快挙を達成し、日本中を沸かせました。次に、女子サッカーの日本代表・なでしこジャパンは、FIFA女子ワールドカップ・カナダ大会で惜しくも決勝戦ではアメリカに敗れましたが、2大会連続での決勝進出は快挙と言えるでしょう。そして記憶に新しいのがラグビーで、第8回ワールドカップ・イングランド大会での日本代表の活躍は目覚ましいものでした。8強入りは惜しくも逃しましたが、強豪の南アフリカに対して歴史的勝利を収めた上、1大会で3勝をあげ、日本中が歓喜の渦に包まれ、この勝利によって日本中が元気をもらいました。その他にも嬉しいニュースはまだまだ続き、第39回世界遺産委員会で「明治日本の産業革命遺産」が新規登録されたことや、ノーベル賞の医学・生理学賞で北里大特別栄誉教授の大村智さん、物理学賞で東京大宇宙線研究所所長の梶田隆章教授が受賞したことも大きな話題になりました。日本人のノーベル賞受賞は通算で24人目ですが、実は2000年以降は16人もの方々が受賞しており、日本はノーベル賞常連国になったと言えるかもしれません。 皆様にも嬉しいこと、悲しいこと、沢山のことがあった2015年だったと思いますが、気持ちも新たに2016年を迎えたいです。 それでは来年、また元気にお会いしましょう。
理事長 山本成允