あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。このお正月は皆さんどのようにお過ごしでしたか? 親せき一同が顔を合わせてにぎやかに過ごしたり、子供たちはお年玉をもらったりと、お正月の楽しみは尽きませんよね。そんなお正月の風物詩といえば、たこ揚げ、かるた、福笑いなどの昔懐かしい遊びがありますが、実はこの日本の伝統的な遊びが、脳の活性化に役立つとして注目されているそうです。NHKの人気テレビ番組『ためしてガッテン!』でも取り上げられていましたので、いくつかご紹介します。まずは、若者やアスリートを中心に一大ブームを巻き起こしている『けん玉』からです。柔道のオリンピック金メダリストの「古賀稔彦さん」が指導している柔道教室では、稽古前にけん玉を行わせるそうです。けん玉の練習が、柔道に必要な集中力を生み出してくれるのだそうです。次におすすめしたいのが『お手玉』です。お手玉はちょっとした工夫で脳を活性化させる力があるため、医療現場でも活用がすすめられています。その工夫とは「利き手でない方を意識して使うこと」「あえて難しいワザに挑戦すること」だそうです。通常、お手玉をする時は、右利きの人は右手で玉を投げて左手で受けますが、それを逆に左手から投げて右手で受けるだけで、脳が大きく活性化するそうです。今日では、さまざまな精神疾患の治療にも有効だということがわかっているそうです。最後にご紹介したいのは『折り紙』です。折り紙は、細やかに手先を使うため頭の体操になるのはもちろんですが、完成形をイメージしながら折ることは図形認知の力を育み、想像力を高めてくれるそうです。紙を折っていると、だんだん無心になって心が穏やかになるような感じになるため、リラックス効果もあるのかもしれませんね。世代を超えて遊べる昔遊びで、和やかなひとときを過ごされてみてはいかかでしょうか
理事長 山本成允
「1月ご挨拶」
2015.01.11