寒さ厳しい毎日が続いています、皆様はいかがお過ごしでしょうか?長かった冬のトンネルも終わりが見えてくる頃ですが、この季節はインフルエンザや風邪が流行しますから、暖かくして、毎日のうがいや手洗いでしっかりと予防してください。さて、そんな寒い季節の体と心のオアシスと言えば、やっぱり『温泉』です。日本にはおよそ2500の温泉地があり、年間のべ1億4千万人もの利用者がいるそうです。老舗の名湯はもちろんのこと、気楽に利用できるスーパー銭湯も人気がありますから、温泉は国民的レジャーと言えるのではないでしょうか。そんな身近にある温泉ですが、温泉には「温泉法」という法律があり、次の2つの基準を満たしているものしか「温泉」と呼ぶことができないそうです。①地中から湧き出る25度以上の温水、鉱水及び水蒸気その他のガス。 ②源泉が25度以上であるか、あるいは25度未満であっても水素イオンなど19の成分のうちいずれかひとつが規定量を満たしているものになるそうです。温泉地が日本一多い都道府県ベスト3は【北海道】【長野県】【青森県】と寒冷地が上位に来ているそうです。さらに、日本最古の温泉といえば【愛媛県の道後温泉】【兵庫県の有馬温泉】【和歌山県の白浜温泉】が挙げられます。道後温泉は夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場することでも有名です。また、有馬温泉は豊臣秀吉が愛用していたことで知られ、白浜温泉は天智・文武天皇などが訪れたことのある歴史ある温泉地とも言われています。こういった温泉地を目当てに旅先を決めてみるのもいかがですか。ただ、温泉は入浴法を間違えると体調を逆に崩す場合があります。思っている以上に全身浴は胃腸に圧力がかかりますので、食前の場合は足湯や半身浴、食後の場合は30分~1時間ほど体を休めてから入りましょう。
理事長 山本成允
「2月ご挨拶」
2015.02.02